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不妊去勢手術の動物病院紹介は……

PETA:OUR VIEWS Zoos

動物園

http://www.peta.org/about/why-peta/why-animal-rights.aspx

PETAは動物園に反対です。なぜなら動物園の檻や狭苦しい囲いが、動物たちから最も基本的な欲求を満たす機会を奪うからです。動物園業界は所有する動物を商品とみなします。動物たちは定期的に売り買いされ、貸し借りされ、そこでは既に築かれている動物たちのつながりや結びつきといったものは全く考慮されません。動物園は動物の繁殖を行います。なぜなら赤ちゃん動物を見せることは客を引き寄せ収入を押し上げるからです。しかし、動物が育ちすぎて「可愛らしさ」を失った時、彼らの運命はしばしば過酷です。さらに、未だに野生地から動物を連れてくる動物園もあるのです。

一般的に動物園や野外動物公園は、飛ぶ、泳ぐ、走る、狩る、登る、餌をあさる、掘る、探索する、パートナーを選ぶというような自然の行動を、妨げたり厳しく制限したりします。拘束による身体的および精神的な欲求不満は、しばしば異常で神経症的、自傷的でさえある行動をとらせます。たとえば絶え間なく歩きまわる、身体を揺らす、頭を振る、檻を噛む、手足を噛み切るなどの激しい自傷行為などです。

大きくて有名で人気のある動物園でさえも、たとえばいらなくなった動物たちを廃棄するとか野生動物を連れてくるといった破廉恥な行いに手を染めています。2003年、サンディエゴ動物園とタンパ・ローリーパーク動物園はスワジランドから11頭のアフリカ象を捕獲して輸入しました。2006年、デンバー、ヒューストン、アリゾナ州のリッチフィールド公園、サンアントニオ、サンディエゴ、それにフロリダ州のタンパの正式に認可されている動物園が、アフリカで密猟者たちによって不法に取引された33匹の猿を輸入しました。霊長類を元の生息地に戻すために野生動物リハビリテーターと協力するのではなく。

動物園を弁護するものたちは、好んで、動物園は種を絶滅から守っているという主張をします。一見これは気高い目標に見えます。しかしながら、野外動物公園と動物園はほとんどの場合、客の群れを引き寄せる大きくて魅力のある動物を好み、人気のない種の動物たちは、こちらも同様に守られるべきであるのに、顧みられません。動物園にいる大部分の動物たちは危険に出会いません。また動物を動物園に閉じ込めておけば、彼らは生きてはゆけます。しかしそんなことは、野生の動物の生息数と住処を守ることには、何も役立ちません。

捕らえられて繁殖させられた動物を野生に戻すことは、ほとんどの場合、不可能です。なぜなら動物園で飼養された動物は、生存の技術を学ぶ機会を奪われているからです。野生の仲間に病気をうつす可能性もあります。そして大抵の場合、戻って住むべき本来の生息地が人間の侵略によって失われているからです。野生動物の繁殖計画は、単に、動物園の後援者を引きつけ収入を増やすために可愛い赤ちゃん動物を生み出し、年のいった動物たちを不用な余り物にするだけのことです。その結果よくあることは、動物園はとても混雑するようになり、年のいった動物たちは舞台裏の「倉庫」に放りこまれたり、みすぼらしいロードサイド・ズー(道路脇の商業施設などに付属の小さい動物園)や動物販売業者、動物オークションなどに押しやられていきます。

国際自然保護連合の2004年の報告では、世界の生物多様性は空前の勢いで減少しつつあり、主にその原因は、環境汚染、気候変動、動物たちの生息地破壊などを引き起こす人間の活動であり、さらに食物として動物を搾取すること、ペット取引、それに医学であるとしています。野生動物を捕らえて繁殖させることは、これらの深刻な問題にとって何の解決にもなりません。それどころか現在7,000種以上の動物を絶滅の危機に陥れています。実際、動物の福祉向上にはほとんど、あるいは全く役立たない囲いのデザイン変更とか、像や遊戯用乗り物の設置、ギフトショップや売店の建設などに動物園が恒常的に浪費している何百万ドルものお金が、もしも生息地の保全活動に使われたならば、はるかに動物たちを救うことになるでしょう。

動物を生涯にわたって「倉庫にしまっておく」ことは、彼らを絶滅から救う方法にはなりません。彼らを救うのは生息地を守ることです。動物の牢屋を作ることではありません。動物園を支援する代わりに、捕らわれた動物たちを搾取から守り本来の生息地を保護する組織を支援することで、あなたは動物たちを助けることができるのです。

PETA 目次
PETAについて
アニマルライツについての妥協なき姿勢
1 カゴに入れられた鳥たち
2 キャッチアンドリリースフィッシング
3 犬のつなぎ飼い
4 犬や子犬を檻に入れてしつける
5 猫の爪を取る手術
6 電気ショックを用いた犬の訓練
7 安楽死
8 野良猫
9 命を奪い取る慈善活動
10 ノーキルシェルター
11 外飼いの猫
12 いわゆるペット
13 ピットブルの繁殖禁止
14 肉食動物の移住計画
15 「信頼できるブリーダー」など存在しない
16 PETAの戦略
17 なぜアニマルライツなのか?
18 動物園
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